ウルグアイの色々な場所ででごく普通に観察できる鳥の種類


1ミナミオオセグロカモメ(和名)
Gaviota cocinera (スペイン語)
Kelp gull(英語)
Larus dominicanus(学名)
ミナミオオセグロカモメはウミネコの2倍ほどもある巨大なカモメだ。海岸の護岸などに一列に並んでいる様は見事である。性質は荒々しく、餌を取り合って競う様子は壮絶ともいえる。漁船やフェリーの後を追ったり、畑でトラクターの後を追っているが、ウルグアイでの特別の集合地は牛や羊の屠殺場だろう。ハゲタカのいないモンテビデオ周辺では完全にゴミ掃除屋の役割もしている。ラプラタ河に排出される都市下水の出口も格好の餌場で、いつも数十羽がたむろしている。内陸部へ採餌のため朝早く集団で出かけるグループも多く、内陸50ー100kmまでは日帰りをしているようだ。海鳥の仲間で数の多いのはユリカモメ、アジサシの仲間である。

ミナミオオセグロカモメ ミナミオオセグロカモメ


2 ウ
Bigua
Neotropic Cormorant
Phalacrocorax olivaceus
海岸線付近にあるラグーナ(浅い半鹹水の湖)の砂洲に大群が見られることがあるが、日中は単独で行動している場合が多い。ウルグアイの中央部のリオネグロ河にある発電所のダムの下には1000羽以上の群が常時いる。この群はダムから排出される水とともに浮き上がってくる魚を狙っているもので。水圧が急激に下がったため浮いてきた魚を追いかけている。


3 マゼランペンギン
Pinguino patagonico
Magellanic Penguin
Spheniscus magellanicus
ウルグアイでは南極海流に乗ってラプラタ河口に現れ、魚を追っているうちに延縄や刺し網にかかるものが多い。愛玩用に飼育されているものも多い。延縄や、刺し網にはペンギンのほかにピンクのカワイルカも掛かる場合があり、川岸に打ち捨てられていることが多い。
マゼランペンギンの群生地はアルゼンチンのバルデス半島が有名である。そこでの写真も参考に付け加えた。




1クビワサケビドリ
Chaja
Southern Scremer
Chauna torquata
現物を見たことのない人に説明することが難しい鳥の一つである。七面鳥よりはスマートだが体型的には似ているだろう。開けた湿原にペアで生活する。人を恐れず、近づけば小距離を移動し、飛ぶことはない。大きな体からは信じられないことであるが、上空へのデイスプレー飛翔が有名で、ヒバリの上空でのさえずりに比較されているが、大型なのでさらに雄大であろう、モンテビデオ動物園にいるこの鳥は自由に舞い上がり、上空を旋回して、また降りてくる。大きな陰が頭上を横切るのでびっくりすることが多い。残念ながらその囀りを聞く機会はなかった。人間に飼われるとよくなつき、犬の代わり留守番をよくし、侵入者に対して大声を出す。鶏の雛の世話をする様子など、ハドソンが大変詳しくこの鳥の習性について書いている。


2 カオジロブロンズトキ
Cuervillo de canada
White-faced ibis
Plegadis chihi
トキといえば日本トキや中南米のショウジョウトキなど美しいものが有名である。ウルグアイの湿原やその周辺に多い黒トキは全身が黒色で顔面が黄褐色、長いやや湾曲した橙黄色の嘴を持ち、湿原の小動物をあさっている。この鳥の見事さはそのV字型編隊飛行と圧倒的な大群の形成である。特に水田が作られている地方では耕作に伴って餌が出てきた場合など何Kmにもわたってこのトキが飛び回り、その他の鳥の存在の影は薄くなる。現在日本で問題となっているリンゴスクミガイはこの地方が原産である。この鳥が重要な捕食者であることは十分可能性がある。普通は湿原の開けた場所で2-3羽が採餌している場合が多い。同類のトキが2ー3種いる。

カオジロブロンズトキ


3 パンパリュウキュウガモ
Siriri pampa
White-faced Tree-duck
Dendrocygna viduata
カモ類の密度は低い。餌となる植物が夏期には乾燥のため少ないこと、冬期は越冬のためさらに北部に移動するためであろうと思われる。また人を恐れる種類が多く、過去に狩りの対象とされたことが伺われる。その中で独特の形態を持つパンパリュウキュウガモ(ガンに近い)は人を恐れず、タハマールなどに定住することが多い。ピリピリという可憐な鳴き声から茂みに入っていてもその存在がわかる。

パンパリュウキュウガモ


1 テリバネコウウチョウ
Tordo renegrido
Shiny cowbird
Molothrus bonariensis
日本でいえばカラスに似た、黒光りのする小型のカウバードである。牧場では牛のいるところには必ず従うように背中に乗ったり、足下を飛び回っている。主に牛に近寄ってくる蠅、アブの類を目当てにしているようである。この鳥は托卵をすることでも有名で、いろいろな鳥(スズメモドキ、キンノジコ)が被害を受ける。
ダーウインの記載
"しばしば牛や馬の背に数羽止まっている。生け垣に止まって、陽光を浴びて羽を繕っているときでも折々鳴くようなあるいはしゅっとというような挙動をする。その音ははなはだ独特で、水中の小さな開口から空気の泡が急速に出るときに似て鋭い音を立てる。アザラによればこの鳥はカッコウと同じく卵を他の鳥の巣に産む。"


2.ソウゲンノジコ
Verdon
Great pampa finch
Embernagra platensis
色・形はノジコかアオジに似ている。常にペアで行動し、パンパグラスなどのやや高い場所に陣取って小さなさえずりをする。地味な鳥ではあるが飼い鳥にされることもあり、近寄ってみるとオリーブ色で意外に美しい。人が近ずくと一定の距離を飛び離れてまた止まる。


3. ニシマキバドリ
Pecho colorado
White browed blackbird
Sturnella superciliaris
別名プリマベラ(春)といい、ウルグアイの代表的な渡り鳥である。春、まだ若い芽が膨らみかけた頃北から大群をなして牧草地に来る。1カ所に5ー7日間群は滞在し、その間にぎやかにさえずり、雑草の種子などを採っている。その後群は来たときと同様、突然南の方へ移動し始める。ごく一部のものがその場にとどまって繁殖にはいる。チョウセンアザミの枯れた花の上に止まって赤い胸を自慢げに反らして囀る。この鳥が来ると原野ではどこにいてもその鳴き声でわかる春告げ鳥といえる。
ハドソンの記載によれば"ヨーロッパのムクドリに似て、さらに深紅の胸を持ち、パンパ土着の鳥の中では、鮮明な色彩を持つ唯一の鳥である。それは飛びながら歌う心地よい奔放な歌を持ち、冬には集合して大群をなし、平原を徐々に北へと旅する。この旅の時ムクドリは一種の秩序を保ち、餌をあさりつつ地上を進む群が長い前列を作り、一番遅れた鳥が絶えず他の者の上を飛び越えて最前列の中におり立っては、進んでいく。"


4.マダラシギダチョウ
Inumbu comun
Spotted nothura
Nothura maculosa
ウヅラに似た鳥で放牧地の至る所に営巣する。人間が近づくとうずくまって隠れるが、ごく近くまでゆくと突然飛び出して不器用に羽ばたいて逃げる。3ー5mの高さを滑空して300ー500mも一気に移動する。一般的に空気銃の標的とされる。似た種類にやや大型のものもいる。
ハドソンによれば"赤葡萄酒色のきれいな卵を産み、雛は成鳥よりも良く飛ぶ、頭部は小さく、細い曲がった嘴を持ち、脚と足には羽毛がなく尾を持たない。草むらに隠れて生活しクイナのように高い草の間を歩き、重苦しげに飛ぶ。追い立てられたときの飛び方は非常に激しく、やかましい羽音をたて、じきに疲れてしまう。彼らは一羽一羽に分かれているが。多くのものが付近に住み、柔らかい、悲しげな声で、互いに鳴き交わす。夜、鳴く声は笛に似て特殊な美しさと風情を持っている。



1. キンノジゴ
Jilguero dorado
Saffron finch
Sicalis flaveola
我が国ではカワラヒワやヒワに相当する鳥で一年中家屋付近の樹木に止まり、美しい声を
張り上げている。個体差はあるが、雄は特に美しくスペイン語の語源(黄金)通り太陽に当たったその姿は一瞬見とれてしまうほどである。春先には大群を作るが年中つがいで行動する。営巣は一定した場所ではなく、その環境に応じて、樹の洞、屋根の隙間、セアカカマドドリの古巣などを使う場合もある。このような小鳥の仲間では頭部に黒色部のあるクロズキンヒワなども普通に見られる。


2. ゴシキヒワ
Jilguero europeo
European goldfinch
Carduelis carduelis
顔面が赤、黄色白、黒の派手な作りで、はねにも濃い黄色のバンドがあり、どこにいても目立つ。栴檀の実などを好み、枝の先端で囀る。ヨーロッパからの移入種であるり、最近日本でも輸入されて小鳥屋の店頭に並んでいる。日本でも野生化する可能性がある。


3. オニキバシリ
Chinchero grande
Scimitar-billed Woodcreeper
Lepidocolaptes angustirost
日本のキバシリ類とは全く異なる大きさである。幹をつかんで上る姿はキツツキそのものであるが、長くて湾曲したくちばしは驚きに値する。元来樹の少ないパンパでは昆虫の幼虫などを樹木から獲る機会は少ない。キツツキを含めてパンパでは地面に降りて草の根などに付いている虫やミミズを主な餌としているのが実態である。ジツツキ類と名前を変えた方がよいのではないかと思うほどである。


4.シロツグミの一種
Zorzal colorado
Rufous bellied thrush
Turudus rufiventris
ツグミの仲間は世界中どこでも鳴き声の王様とされる。ウルグアイでもシロツグミ、クリイロツグミとも鳴く姿は見せないが、茂み全体から声が聞こえてくるような美声を聞かせてくれる。地面に降りて餌をあさる姿は平凡な小鳥である。


5.ツグミの一種
Zorzal mandioca
Creamy bellied thrush
Turdus amaurochalinus
日本のアカハラとよく似たツグミである。人をほとんど恐れないところもよく似ている。


5.キバラオオタイランチョウ
Benteveo comun
Great kiskadee
Pitangus sulphuratus
雑食性のこの鳥は鮮やかな黄色と黒の配色でどこでも目立つ存在である。生息地も都会の庭木にまで入り込んでいるので、特色あるベインテベオの鳴き声とともにウルグアイの人々に最も親しまれている鳥だろう。カランドリアが鳴き真似を上手にするのに対して、この鳥の振りまねの技術は大変高い。カワセミ類のまねは枝や枯れ木にじっと止まって水面を見つめる様子。草地の1ー3Mの高さでハヤブサやトビの真似をしたホバリングを30秒ー1分間も続ける。高い樹の3ー5Mの高さに巣材をたくさん使った大型の横に入り口のある巣を作る。
ダーウインによれば"体の形は本当のモズにきわめて近いが、習性はいろいろの鳥に似ている。獲物を求めてある場所ではタカように飛び回って、それから他に移ってゆくのを見た。こうして空中に浮動しているときには少し離れた遠くからは、猛禽類と見誤るところがある。しかしその急降下はタカに比べて力においても早さにおいてもはなはだ劣っている。別の時には水辺にしばしば現れて、カワセミのようにじっとしていて小魚が岸に近づけば、これを捕らえる。頭と嘴とは体に比して重すぎるので、飛び方は波状である。"


6 マネシツグミ
Calandria grande
Chalk browed mockingbird
Mimus saturninus
いつも木の上の最も高い梢に陣取って周辺を見回している。春にはいろいろな声で楽しませてくれる。餌台にも簡単にやってきて一番力の強いところを見せる。ウルグアイには大小2種いるがアルゼンチンの北部にはサボテンにすむ他の種も見られる。
ダ-ウインによれば"南アメリカでは歌うのを目的とするほとんど唯一の鳥である。歌はヨシキリのに比べられるが、それより力強く、かすれた調べとはなはだ高い音とが、気持ちの良い震え声で入り交じる。それは春の間だけ聞かれる。その他の季節には、声はしわがれて、この鳥は人になれて大胆である。群をなして田舎屋の柱や壁に吊した肉をついばみに集まってくる。他の小鳥が、このごちそうに加わると、すぐにこれを追い払う。"


7 オキナインコ
Cotorra
Monk parakeet
Myiopsitta monacha
ウルグアイに一般に見られる唯一の中型インコである。その特性は集団行動であり、営巣、採食、すべて集団で行う。オキナインコの名前の通り緑と灰色の地味な色ではあるが、特有の声が大きく。ペットとして飼われると番犬の代わりになるほどである。主として桃や西洋なしの熟期に果樹園を襲うので害鳥とされる。人間に対する警戒心は強く、一定の距離を置くことはナンベイタゲリと似ている。巣はユーカリの大木に作ることが多いので人間の手では除去できない。モンテビデオの市街地では巣材の多い椰子の木に営巣する場合が多い。
ダ-ウインによれば"灰色の胸をした、緑色の小さなオウムは住場所として島の高い樹の上がなによりも好きらしい。多数の巣が密集していて、棒きれの大集塊をなしている。この鳥は常に大群をなして、トウモロコシ畑に大害を与えるのでコロニア付近では一年間に2500羽を殺すという。"


8 スズメモドキ
Chingolo corona castana
Stripe-capped sparrow
Aimophila strigiceps
日本のホホジロと非常によく似ている。地球の裏側にいながら鳴き声も良く「一筆啓上」とも聞こえる。頭頂の毛がやや逆立っている点が日本のものとは異なる。営巣が地表面であることも違う点ではある。人家近くに常にうろついている。


9 ハイガシラトビ
Milano blanco
White-tailed kite
Elanus lecucurus
トビの一種であり旋回飛行が得意であるが、ハヤブサのようなホバリングも上手である。全身白色で羽の下面には黒斑部があり、飛行中下から見て大きな特徴である。尾はやや二またに分かれている。全国至る所に生息するが耕作地に多い。


10 ダイダイフウキンチョウ
Naranjero
Blue and Yellow tanager
Thraupis bonariensis
春早く現れ、ウルグアイでは最も色彩の豊かなオレンジ色の小鳥である。木々の若芽や花のつぼみを食害する(日本のウソのよう)色の割に顔の表情はきつく、飼育は難かしい。


11 フナシスズメバト
Torcacita
Ground dove
Columbina picui
南米は鳩の種類が多い。特にパンパは広いので鳩の飛翔力は生存に有利なのであろう。その中でも最も普通に見られるが大変珍しいフナシスズメバトである。椋鳥くらいの世界で最も小型のこの鳩は首に斑を持ち、人を恐れることが少ない。他のハト類は人に対する警戒心が強く、野外ではなかなか近づくことができない。フナシバトは餌台にもよく集まり、営巣も1.5m程度の場所に素朴な巣を作り2個の卵を生む、一般に鳩類は小麦を始め穀物を荒らすので害鳥として嫌われ、空気銃を向けられる存在で、動物保護の勢力の強いこの国でも狩りが許容されている鳥の一つである。


12 イエスズメ
Gorrion
House sparrow
Passer domesticus
ヨーロッパから移入されたヨーロッパイエスズメである。日本の雀に比較して品がないと思うのはどうしてであろうか。頭頂部がやや灰色で顔の輪郭がはっきりしないからかもしれない。生息地域はほぼスズメと同じであるが、日本ほどは勢力がない。これは石造りの建物が多いため、営巣場所に不自由しているからかもしれない。


13 ベニタイランチョウ
Churrinche
Vermilion flycatcher
Pyrocephalus rubinus
真夏の到来を知らせる渡り鳥。深紅の胸、顔、一部黒色の羽で大変目に付きやすい。庭先までやってくる。柳などの太い枝の上に皿形の巣を作る。


14 アメリカチョウゲンボウ
Halconcito comun
American kestrel
Falco sparverius
ハヤブサについてはハドソンが巧みな描写でこの鳥の行動、それに伴う周辺の小鳥たちの様子を書いている。大型のハヤブサを見る機会はなかったが、小型のハヤブサではそのホバリングの巧みさ、急降下のスピードなど小動物の脅威となるに十分である。小型のチョウゲンボウの一種は褐色、黒色、白色の斑が美しい。



1 セアカカマドドリ
Hornero comun
Rufous hornero
Furnarius rufus
パンパの鳥の代表として有名なこの鳥は人家近くにも巣を作り、人を恐れず時には人間の行動をのぞき見するような動作をする。ほとんど一年中ペアで行動し、巣作りも共同で行う。オルネロの巣作りはめざましいものである。大型の巣を早いときは土塊で2日で完成させる。材料が粘土のような粒子のごく細かい洪積土(ラプラタ河の泥)なので、雨が降らないと自由にならない。連続した雨のある時期、雨が降り始めると雄雌とも粘土の塊を口にくわえ懸命に営巣場所に運ぶ。これが1500-3500回に及ぶ。順調にいけば2ー3日で完成する。しかし雨が途中で止み、降らなくなると結果は悲惨である、未完成の巣が放棄されることも多い。巣作りは電柱の上、柵、灌木の分枝など地上2ー4mていどで、下草の少ない独立樹に多い。これは主として蛇類の捕食を免れるためらしく、道路沿いに多いこともはっきりしている。大きさは直形30cm、重さは4-10kgを越すものもある。卵は2-4個産み、雛は赤裸の時代が長い。一回だけの使用で巣は放棄されるが、オルネロの古い巣を他の鳥がそのまま利用することはほとんどないのは不思議であった。
一部が壊れたものはキンノジコなどがよく利用している。ダ-ウインによれば スペイン人は"家造り"といっている。その名は巣の形から来たものであるが、巣は露出した場所にあって、旗竿の先端、露岩、サボテンの樹上などにある。泥や藁切れで作り、丈夫な厚い壁がある。その形はまさしく竃かあるいは押しつぶした蜂の巣によく似ている。入り口は大きく、アーチ型で、前方にある。巣の内部にはほとんど屋根まで届きそうなしきりがあって、それが真の巣への通路とも、また入り口の室ともなっている。


2 ハシボソキツツキ
Carpintero campestre
Field flicker
Colaptes campestrist
キツツキは枯れ枝や樹皮の下にいる昆虫を餌にするために樹をつつく習性からその名前が付けられている。しかしウルグアイは樹木が少ないせいかキツツキやその仲間のオオキバシリなどが地表で採餌する光景がよく見られる。餌は土壌昆虫やミミズなどであろう。またキツツキの場合リンゴなどの果実を食べる性質もある。虫の食入したリンゴをつつくのではなく、果実を食べていることは餌台においたリンゴを食べているのを見れば納得できる。


3 ズグロオナガタイランチョウ
Tijereta
Fork-tailed flycatcher
Tyrannus savana
日本にも尾の長い鳥はサンコウチョウのようなものがいるが、明るい場所では滅多にお目にかかれない。この鳥と似ているものを強いてあげればオナガが相当する。タイラントバードに属するこの鳥は大きな樹の頂上や電柱、牧柵など見通しのよいところに止まり、昆虫が付近を通ると舞い上がってそれを捕らえ、元の場所に戻ってくる。尾の長さが体長の3倍近くあり、その舞い上がる様は大型のタイラントだけに見事である。牧柵に止まっているこの鳥に近づくと10数本先の柵までひらりと移動し、またその先へ進む。3回ほど前進すると今度は大きく元に返り、一番最初にいた杭に帰る。
ダ-ウインによれば二叉に分かれた尾の先が二本の長い羽毛に終わっている。スペイン人からハサミの尾の鳥と呼ばれて、ブエノスアイレス付近ではきわめて普通である。人家近くのオンブ樹の枝に止まって、そこからわずかに飛んで虫を追いかけ、またもとの場所に戻る。飛んでいるときには、その飛び方や全体の様子は普通のツバメを戯画化したようである。空中で鋭く方向を変える力があり、そのときには尾を水平にあるいは横に、また時としては垂直に、ハサミのように開閉する。


4 アナホリフクロウ
Lechucita pampa
Burrowing owl
Athene cunicularia
牧場の土手などに作られた他の動物の穴などを利用して巣を作る。日中も穴から出て柵の上に止まっているパンパの名物である。小型(手のひら大)で大変愛嬌がある。
ダ-ウインによれば ブエノスアイレスの平原ではビスカチャの穴に限って住んでいるが、ウルグアイでは自分の巣を作る労働者である。夕暮れにはどの方向を見てもこの鳥が番で巣に近い丘に止まっている。迫害を受ければ穴に入り込むか、あるいは鋭いしわがれた鳴き声をたて、特色のある波状の飛び方でわずかばかり移動して振り返り、迫害者をじっと見つめる。ハツカネズミや蛇、場合によってはカニなどを食べるとされている。
 しかし、現在では牧場の土手などに穴を掘ってすむ他の動物の穴を利用しているので、労働者ではなくなっている。
"


1 クロエリハクチョウ
Cisen cuello negro
Black-necked Swan
Cygnus melancoryphus
ウルグアイにやってくる2種の白鳥のうちの一つで、大きなタハマールには付き物のように1ー2頭のこの優雅な女王がいる。頭から首が黒く、残り全身が純白なので大変気品のある白鳥である。日本の動物園では見かけたことがないが、特別な餌が必要とも思えない。この白鳥も人を恐れないことは相当のもので、ある人によればこの鳥の肉は餌のせいで黒く、非常に不味なので捕らえる人がいないせいであるとのことである。


2 バン
Polla negra
Common gallinule
Gallinula chloropus
放牧地に付き物なのがタハマールであることは前にも書いた。この人工の池とその周辺の湿地は年間を通じて水鳥やその他の鳥類の楽園となっている。その中でも主人公がこのバンの仲間である。通常20ー30羽の群となり生活しているが、社会性ははっきりしない。餌は水草や小動物らしいが、陸上にあがって植物の新しい芽を食べるのも好む。この鳥の大量の糞と牛、羊の糞がタハマールの物質循環に重要な役割を担っている。微生物からカエル小魚類、蛇、亀、植物ではカナダモ、パピルス、土手のチョウセンアザミ、これらが鳥類の餌となって多くの鳥を引きつけている。特にリンゴスクミガイの類はどこにも多く、桃紅色の卵は目に付きやすいが、水鳥などによる捕食は全く見られない。この貝を専門に捕食するのがカタツムリトビである。


3 セイタカシギ
Tero real
South american stilt
Himantopus melanurus
大型のシギの仲間であるこの鳥は一見ツル類のミニチュアという感じで、湿地や海岸で見かけるお姫様である。長い足をさらにピンとのばして群飛する様子は優雅そのものである。水辺の小動物を餌としている。
ダ-ウインによれば"竹馬のような足の長い鳥。好んで住む浅い水を渡渉しているのを見ると、歩きぶりは不器用どころではない。この鳥が群をなしているときには一種の騒音を発するが、その音は不思議にも、全速力で走る子犬の群の鳴き声に似ている。"


4 ミドリヤマセミ
Martin-pescador chico
Green kingfisher
Chloroceryle americana
ミドリヤマセミの和名がつけられているが、飛び方や止まり方はカワセミそのものである。ウルグアイは水系が少ないので個体数は少ないが、タハマールではよく見かける。餌はカエル、小魚などと思われるが確認できなかった。
ダ-ウインによれば ヨーロッパ産のものよりは尾が長く、従って止まるときにはしっかりとした直立の姿勢をとらない。飛び方も矢のような真っ直ぐなものでなく、嘴の柔らかな類のように弱く波状である。この鳥は二つの小石をすりあわせるような低い鳴き声をたてる。

5 ゴシキタイランチョウ
Sietecolores de laguna
Many colored rush tyrant
Tachuris rubrigastra
湿地帯に生えているパピルスの間をせわしく飛び回り、水面すれすれで小さな昆虫を捕食する。名前の通り赤、青、黄、緑、黒、白の7色の羽毛を持つ非常に小型の鳥である。日本でのムシクイ類(キクイタダキ)の大きさ。この鳥は湿原の宝石と呼ばれ、ウルグアイでも著名であるが、小さいためと、動きが激しいため実物を見る機会は少ない。ダ-ウインは6月(初冬)にこの鳥をマルドナ-ドで観察し、その美しさを称えている。留鳥であろうとの推測をしているが、ハドソンは9月になると常に多数現れることから渡り鳥であろうとしている。パピルスの間に巣を作る鳥にはこのほかにフンケイロという一回り大きい似た鳥がいる。


6 ナンベイレンカク
Jacana
Wattled Jacana
Jacana jacana
水上歩行で有名な鳥である。長い足の指で小さな浮き草などに爪をかけて水上を歩き、小型動物を捕らえる。幼鳥と成鳥の色が全く異なるのも特徴の一つである。人が接近すると舞い上がった後に50ーー100mの見事な滑空を見せる。羽の裏がクリーム色で鮮やかに目に焼き付けられる。


7 イエミソサザイ
Ratona comun
House wren
Troglodytes aedon
日本では人家付近からすっかり姿を消してしまったミソサザイであるが、ウルグアイでは至る所に生息する。主として柳の生えているような湿地、農家の納屋付近、排水路などである。繁殖期のこの鳥の縄張り争いは激しく、至る所でさえずりと直接行動(追いかけ)が見られる。その声は鳴き声の王様であるツグミにも負けないほどの見事さである。餌は主としてクモ類らしく、納屋の内部も丹念に探す。

1 ハジロバト
Torcaza
Eared dove
Zenajda auriculata


2 ナンベイケリ
Teru-teru comun
Southern Lapwing
Vanellus chilensis
人間に対して相当の警戒心を持ちながら耕地を好み、人間の近くで生活するタゲリに似たこの鳥を見ているといろいろな疑問がわいてくる。一番不思議な点はこの鳥が決して地面以外には止まらないことである。牧柵、樹木、建物など他の鳥がとまる場所にも決して止まらず、何回追い立てられても必ず人と一定の距離を保った地上に着地する。脚の構造が物をつかむようになっていないのかもしれないが、建物の上などには降りることができるはずである。第2には巣を中心としたテリトリー内に人間が入ると大きな鳴き声をたてながら舞い上がり、上空から盛んに威嚇飛行を行う。最接近する場合には1mほどまできて、反転するが、その見事さにびっくりする。こんな性質を利用されて羽を切られたものがペットとして庭先で飼われ、侵入者に対して鋭い鳴き声で反応するため、泥棒よけとして犬の代わりに重宝されている場合もある。第3にはテリトリー内に雄雌がいるのは当然であるが、そのほかに2ー3羽のナンベイタゲリが同時に共存する。その役割と由来(親子、兄弟)がよくわからない。常に対面して首を曲げる挨拶のような動作を繰り返したり、並んで円を描くように歩いたりしている。農家の人々はこの鳥を農業の神様の使いとして、親しみを込めて見ている。農園への侵入者を知らせる一番役に立つ動物のためであろう。都会のサッカー場や、ゴルフ場の芝生にも好んで営巣する。ゴルフ客の中にはこの鳥の偽傷行動を知らないため、その行動を見てゴルフボールの直撃を受けて怪我をしたと同情する人が多い。
ダ-ウインによれば "外見も習性も多くの点でイギリスのタゲリに似ているが、翼には普通の雄の鶏の脚にあるような鋭いケヅメがある。タゲリの名は鳴き声から来ているのだがナンベイタゲリも同様である。草原に馬を進めると、この鳥に絶えず後を付けられる。この鳥は人間に嫌われているようだが、しかし、その絶え間ない単調なしわがれた叫び声が、人間が近くにいることをあらゆる鳥獣に告げ知らせる。この地方の旅行者にはこの鳥は深夜の強盗の警戒のために役に立つ。繁殖期にはイギリスのタゲリと同じく怪我をした真似をして犬やその他の動物をその巣から遠ざけようとする。"
"

1 クロガシラハゲワシ
Cuerus negro
Cathartes atrstus
ウルグアイのはげワシ類の生息域は北部及び東部の一部に限られている。その中で最も多いのがクロガシラハゲワシである。このハゲワシは日本でのカラスの生態的な同位者である。屠殺場、ゴミ捨て場などに群がり、日中は枯れ枝のある高い樹に集団で止まり餌を待つ。夕暮れになって落日の中をねぐらを目指して飛ぶ姿は日本のカラスと全く同じであるが、2周りほど大型で羽ばたきも悠然としている。本来アルゼンチンやウルグアイ南部には分布しなかったと思われるが牧畜が盛んになって、アルゼンチンのリオネグロ周辺までも分布を広げた。ダ-ウインもカルメンで観察している


2 カラカラ
Carancho comun
Crested Caracara
Polyborus plancus
カラカラはその形から、ワシの中に入れられているが、それほどの高い地位に沿わぬことはすぐわかる。習性では、イギリスのハシボソガラス、カササギ、ワタリガラスの地位に代わる物である。ハシボソガラスなどの鳥は広く世界に分布しているが、南アメリカには全くいない。チマンゴとともに牧場や屠殺場に、大群をなして待機している。平原で獣が死ぬ機会があればこれらの鳥たちがそれを骨まできれいに掃除する。






ここまで紹介してきた鳥類はごく普通にみられるので、ウルグアイ滞在中何回となく観察できた.これから紹介する鳥は密度が低いため観察の機会が少なく、ビデオ撮影が一回しかできなかったものや,習性や生息場所がよく確認できなかったものである.しかし、日本では紹介されることも少ないのでこの機会に多少のコメントと動物園や小鳥屋での画像も含めて紹介したい。

アメリカコウノトリ       
Ciguena american      
Maguari Stok          
Ciconia maguari
湿地帯で多く見かけたが近づくとすぐ飛び立ちやや離れた場所に降り立つ。単独で行動しているようで集団では見かけなかった。動物園で飼育されているものは春になるとペアでのデスプレ−が頻繁に観察できた。


ダイサギ          
Garza blanca        
Great egret           
Egretta alba
湿原に集団で生活する。日本のものと遠目には全く変わらない。


コウカンチョウ        
Cardenal comun       
Red crested cardinal      
Paroaria coronata
愛玩用の小鳥として最もポピュラ−な鳥である。頭の羽毛は深紅で、首を真っ直ぐに伸ばした姿は美しい。灌木などに止まっているとそれほど目立たないのは不思議である。


シロタイランチョウ      
Monjita blanca    
White monjita          
純白に黒い羽毛が印象的で、どこで見ても日本にはいない鳥だと納得してしまう。強いてあげればハクセキレイにやや似ている。
Xolimis irupero


オリ−ブタイランチョウ   
Suiriri real     
Tropical kingbird        
Tyrannus melancholicus
キセキレイに似た動作で地面を歩き回り、飛び出してきた昆虫を主に餌としている。牛や羊の周りをいつも歩き回り、虫が飛びだしてくるのを期待している。ブラジルには軍隊アリについて歩くアリドリの類が多いがパンパでは家畜と共生している鳥が多い。


カンムリシギダチョウ   
Martineta comun    
Elegant Crested Tinamou     
Eudromia elegans
大型のウズラという感じであるが首が長く遙かに大きい。人が近づくまでじっと身を潜めているので、突然足元から飛び立つことが多く、驚かされる。


アオムネヒメエメラルドハチドリ
Picaflor comun   
Glittering−bellied emerald   
Chlorostilbon aureoventris
ウルグアイで見られるごく一般的なハチドリである。このハチドリはなわばりを持つらしく、密源となるアメリカデエゴの数本の木を一羽の鳥が確保し、他の仲間が来ると鋭い音を出して威嚇する。この音は小鳥の声というよりは石をぶつけたような鋭い音で、どこから発するのか不明である。人をおそれることはないが、昆虫のオオスカシバやホウジャクのように人の動きに反応して自分の位置を変えるようである。翅は薄く、逆光でみると膜のように見える。光の当たらない茂みの中で休んでいるときは地味な鶯色をしているのでなかなか気がつかないが、いったん太陽の下に飛び出すと色々の反射光を現す。一つの巣には通常2個の卵を生むらしい。農家の庭先などに営巣が多いのは天敵から逃れるためと云われている。密を吸うために長い舌を持っており、枝に止まって休憩しているときなどこの長い舌を出し入れしているのが観察できる。


コンゴウクイナ       
Ipacaa        
Giant wood−rail        
Aramides ypecaha
クイナといっても日本のそれとはサイズが大違いで鶏ほどの大きさがある。首を伸ばして周囲を警戒しながら牧草地の中で採餌する。水場とは関係なく生活しているらしい


ベニヘラサギ       
Espatula rosada    
Roseate Spoonbill        
Platalea ajaja
くちばしの形からヘラサギと呼ばれる。日本にも冬場に来るクロツラヘラサギなどと同様に南米でも密度が減少しているらしい。純白の全身に美しいピンク色の翅毛のため密漁で狙われると云う。警戒心は少なくすこしでも水のある草原地帯ではたびたび見かけた。動物園でもよく見られるが管理の違いによって大変美しいものと貧相なものがあり興味深い。


クロツリスドリ       
Boyero negro          
Solitary black cacique          
Cacicus politarius
ツリスドリの仲間はハタオリドリと並んで立派な巣を作ることで有名である。ブラジルの南部イグアスなどではふつうに見ることが出来るがパンパでは適当な高い樹が少ないせいか巣はほとんど見られない。夏には南下してきた個体が時々見られる.くちばしが白く全体が黒色なので遠くからでもよくわかる。



ゴマダラタイランチョウ  
Viudita blanca        
Pied water tyrant               
Fluvicala pica
高い樹の梢で一度見かけただけなので確かなことはわかりませんが、胸が真っ白で背中が黒くとても印象的な鳥でした。タイランチョウの仲間はアメリカ大陸特有のグル−プで、飛んでいる昆虫を狙って飛び立つと素早くくちばしで捕らえ、もといた位置に戻ってくる習性があります。


オナガカマドドリ  
Chotoy        
Chotoy spinetail        
Schoeniophytaro phryganophila
カマドドリの仲間もアメリカ大陸特有の鳥ですがこのカマドドリは日本のカラの仲間のような大きさと動作をします。どんな巣を作るのかはわかりませんが、有名なセアカカマドドリのように土で巣を作ることはありません。写真で見るようにとても長い尾を持ち活発に枝をつついて昆虫を探しています。


ヌマムクドリモドキ  
Guirahuro             
Yellow rumped marshbird         
Pseudolesstes gurahura
牧場の湿地や海岸の川岸などに多い。大きな群を作り人が近ずくと飛び上がるがすぐ近くに降り立つ。。全身が黒であるが胸だけが明るい黄色であるために遠目にも目立ちやすい。牧場の牧柵の上に一羽ずつ止まっていると飾り物のような風景となる。


カンムリシギダチョウ   
Martineta comun    
Elegant Crested Tinamou     
Eudromia elegans
大型のウズラであるが首が長く頭のてっぺんの羽毛が時には逆立つのでさらに大きく感ずる。つがいで暮らしているらしく牧場を歩くと足元から二羽飛び立つことが多い。小型のシギダチョウほどは多くないが人家の庭先などにも近寄ってくるようである。


ツルモドキ         
Carau         
Limpkin             
Aramus guarauna
日本には近縁の鳥がいないと思われるので説明がしにくいが、サギのようでもあり、小型のツルにも見える色はいったって地味なうす茶色であるが、中形の鳥なのに飛び上がるときには長い助走をするのが珍しい。


ウシタイランチョウ      

Picabuey       
Cattle tyrant          
Machetornis rixosus
オリ−ブの地色に明るい黄色の胸を持つセキレイに似た鳥である。牛や羊の周辺を歩き回り、飛び出してくる昆虫を捕らえるのが特技である。時には牛の背中にも乗るがこの役目は本職のクロイロタイランチョウにはかなわない。動物園などでも野生のものが動物の檻の中に入っているのがよく見られる。


ハイイロタイランチョウ    
Monjita gris       
Gray monjita          
Xolimis cinerea
大型のタイラントである。羽の一部に白色の点がある以外はほとんと全身灰色なので目立たない。樹のてっぺんに止まり昆虫が飛んでくるのを待つ。


ギンガモ         
Pato capuchino     
Silver Teal           
Anas versicolor
渡り鳥と想像されるが小さな水たまりにもやってくる。体の側面に大きな白色部があるので他のかもとは識別しやすい。一般にウルグアイのかも類は他の鳥に比べと警戒心が強いが、小規模の移動しかしないこと利たちと違って色々な環境に生活していることが伺える。


アメリカワシミミヅク   
Nacurutu       
Great horned owl         
Bubo virginianus
日本のミミズク類と同じく人家の近くにも巣を作るらしい。獲物は人間の生活している場所の方が多いのかもしれない。昼はつがいで大きな木の茂みの中に並んで静止している。夜の鳴き声については聞く機会がなかった。


カタツムリトビ      
Caracolero            
Everglade kite                  
Rostrhamus sociabilis
パンパ独特の鳥であろう。もっぱら浅い淡水にすむ巻き貝を餌にするそのためくちばしくちばしが特殊な発達をしていてミミズクのように上くちばしが直角に下に曲がる。最近日本の九州地方などで水田の嫌われ者になっているリンゴスクミガイはラプラタ地方が原産で日本に侵入したものである。現地ではそれほど大発生が見られないのはこのトビが専門に捕食するからであろう。


チャムネショウドウツバメ
Golondrina parda grande  
Brown chested martin      
Phaeoprogne tapera
ツバメはアメリカ大陸でもメキシコなどではゴロンドリ−ナというスペイン語の名前で歌にもたびたびでてくるほど人気のある鳥です。しかしパンパでは営巣する場所が少ないので密度が少ないと思われる。たまたまユ−カリの枝などに止まっているのを見かけるが、日本のように人家に近ずくものは見られなかった。むしろ名前ははっきりしないが海岸の岩場や大きな石ずく利の建造物などにはイワツバメの仲間が群生している。


ヨタカの一種  
Atajacaminos chico  
Little nightjar         
Caprimulgus parvulus
日本のヨタカと色サイズとも全く区別が付かない。果樹園の敷きわらの間などに潜んでいる場合が多いが、土の色と解け合ってほとんど見分けがつかない。し諫な口とその周りのひげのような毛はご愛敬で日中はほとんど動かない。この鳥の場合も夜間にどんな声を出すのかは確認できなかった。


キマユタイランチョウ    
Amarillo       
Yellow browed tyrant      
Satrapa icterphyrys


クビナガカイツブリ  
Huala         
Great Grebe           
Podiceps major


セッカカマドドリ    
Junquero              
Wren like rushbird              
Phlecoryptes melanops


サンショクサギ      
Chiflon        
Whistling Heron         
Syrigma sibilatrix


ワキジロバン       
Polla pintada     
Spot−flanked gallinule     
Porphyriops melanops


南米各地の鳥

イグアス
オオウスアマツバメ       
Vencejo de cascada     
Great dusky swift               
Cypseloides senex


マユジロツバメ        
Golondrina ceja blanca 
White−rumped swallow     
Tachycineta leucorrhoa


ハジロツバメ          
Golondrina celeste  
White winged swallow      
Tachycineta albiventer


クロコンドル           
Jote negro       
Black vulture          
Coragyps atratus 


オオハシカッコウ          
Ano chico       
Smooth billed Ani        
Crotophaga ani


オニオオハシ            
Tucan grande     
Toco toucan           
Ramphastos toco


ルリサンジャク          
Urraca comun     
Plush crested jay        
Cyanocorax chrysops



フフイ
ダイダイフウキンチョウ     
Naranjero       
Blue and Yellow tanager     
Thraupis bonariensis


ツグミの一種        
Chiguanco       
Chiguanco thrush        
Turdus chiguanco



バリロ−チェ
                  
Colilarga             
Des Mur’s wiretail        
Sylviorthorhynchus desmursii


ツグミの一種        
Zorzal patagonico   
Austral thrush         
Turdus falcklandii


ミナミオオセグロカモメ      
Gaviota cocinera   
Kelp gull            
Larus dominicanus


マユジロ             
Remolinera estrada    
Dark bellied cinclodes          
Cincrodes patagonicus

マユジロ             
Remolinera estrada    
Dark bellied cinclodes          
Cincrodes patagonicus


                  
Colilarga             
Des Mur’s wiretail        
Sylviorthorhynchus desmursii


コガラ              
Rajadito              
Thorn tailed rajadito           
Aphastica spinicauda



ツグミ              
Zorzal patagonico     
Austral Trush                    
Turdus folklandii


チマンゴ              
Carancho Araucano     
White throuted caracara         
Pllyborus albogularis


カラス              
Tordo negro patagonico  
Austral blackbird               
Curaeus curaeus


チリ

コンドル            
Condor                   
Andean condor                   
Vultur gryphus


ペリカン            
Pelicano                 
Braun Pelikan                   
Pelecanus thagus


サボテンドリ


ペリカン

フロリアノポリス
クロコンドル
ポバデモンテ        
Yacutinga               
Blackfronted piping cgnn          
Abarria jacutinga

                
タンガラ(黄頭)        
Bailarine Azul        
Swallow tailed manakin            
Chiroxiphia caudata


スズドリ            
Pajaro campana         
Bare throated bellbird           
Procnias nudicollis


インコ             
Calancate comun          
Blue−crwoend parakeet            
Aratinga acuticandata