総合考察
1 試験区の設定はほぼ満足できるものであった。(散布までの両区の捕虫数の結果から)
2 薬剤散布時における無散布区への影響は少なかったが、さらに完璧にするためにビニ−ルによる遮断を行って散布する方がよい。
3 気象条件によって圃場レベルの影響評価試験は重大な影響を受ける場合が多いが、解決策はない。
4 薬剤の影響評価試験には試験薬剤散布区・無散布区以外に、天敵全般を完全に除去する標準区(有機鱗剤とピレスロイド剤混合剤)を設定する必要がある。
5 今回、害虫の密度調査は一部で行ったが、短期間(7−14日)での影響評価(直接影響、残毒影響)ではその必要はないと思われた。