蛾類の擬態
昆虫の擬態というと色々な効果が考えられますが、が類成虫の擬態は全て他の動物から捕食を免れるためだと考えられます. 捕食する動物としては鳥類、両生類、爬虫類、捕食性の昆虫類などです。蛾の生息する環境とも関連して、捕食を避ける擬態は警告、環境同化、威嚇、誤認などの効果を期待したものです.進化の理論から考えれば全ての蛾が何らかの擬態を示している確率が高いのですが、観察不足や自然の仕組みの把握が十分でないので、ごく一部の蛾だけしか話題にできません.
次に示したような蛾の写真はどのような種類の擬態なのでしょうか?

1.前後錯覚型:マイコモドキ、モンギンホソキバガ
2.目玉利用型:ハグルマトモエ、ヤママユガ、オオアヤシャク、スカシカギバ、ヒメヤママユ、フユシャク、
         ユウマダラエダシャク、スジオオシロヒメシャク
3.背景同化型:アオシャク類
4.異物変形型:ツマキシャチホコ、ヒメクルマノコヤガ、ギンツバメ、カバイロモンクロシャチホコ、マダラエグリバ、
         アケビコノハ