アクセサリ−をつけているように見える蛾も多い。これはどの蛾も備えているある部分が特に肥大したり、伸張したものです。そのような部分としては触角、上唇、前翅、尾部などがあるます。それらの役目についてはこれも不明なものが多いです。
甲虫の多くの角が何の役に立つかはテレビ等でよく浴解説されている。このように昆虫の形態とその機能の間には適応現象による形態の変化という現象が知られている。蛾のアツバ科に属するハナオイアツバは下唇が異常に長く伸び、胸をはるかに越えるほど後方に伸びている。下唇の役割は一般的には接触的感覚に関与すると考えられているが、この蛾についてはそれも当たらないようである。
又、寄生蜂の一種であるコガネコバチの中には小鰓の一部が巨大化する種類がある。この場合小鰓の役割は何等かの感覚器官の役目を持つものと考えられるが、行動を観察してもとくべつの行動はみられなかった。
はねの形態のもっとも変形の著しいのがトリバネガであろう。前ばねは棒状となり、それが扇の骨状に展開する。飛行は通常の我と同じようにも見えるが、飛行距離は短く、発達した長い脚を持つことから,跳躍によるエネルギーを利用しているようにも見える