62.キクイムシと共生菌
 最近テレビなどで南米に生息するハアリが良く紹介されます。このアリが植物の葉を採集して、地下の巣に蓄え、そこにキノコ(菌)を接種し栽培して餌とする特異な習性が自然と驚異とされるからです。昆虫の中にはハキリアリ以外にもキノコを栽培利用するものが数多くいます。アンブロシアビ−トルと呼ばれるキクイムシ類がなんといってもおもしろい養菌昆虫です。この虫は伐採した木材のだ以外中であり、少し勢いの弱った樹木を最終的に腰に導く役割をします。時には正常な記の根に入り込み、木を枯死させることもあります。
養菌キクイムシのユニ−ク点は菌の伝搬方法にあります。