ヒゲナガコマユバチの触覚はなぜ長いか?


トウモロコシ畑でヒゲナガコマユバチ(Macrocentrulgifuensis)は最も目立つ天敵です.それはアワノメイガの食入孔から排出される糞の周囲を探索する姿が目立つからではないでしょうか。この多胚性コマユバチはアワノメイガ幼虫に寄生するとその終令幼虫期に20頭ほどの幼虫が体外に脱出し,集団で一つの繭を作ります。羽化した成虫はしばらくするとアワノメイガの幼虫を探し,産卵をします.この経過についてはたくさんの学術的な文献がたくさんあり,行動の化学的な物質との関連なども解明されています。
ここでは触覚の役割を中心に行動を観察して見ました。

触覚のSEM 産卵管のSEM